杭州〜2009.7.22皆既日食の旅 |
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1.旅のきっかけ |
7月初旬のある日、何気なく見ていたテレビで7月22日の皆既日食特集を始めた。もうすぐトカラ列島で皆既日食が見れるからだ。いままでの人生で皆既日食は見たことが無かったので以前から漠然と見たいとは思っていた。前から奄美大島近くの離島で皆既日食を見れることは知っており、人生でこれが唯一のチャンスかもと思い、頭の中で旅のプランと予算などを何度も考えた。多分、宿は一杯だからテントと食料を持ち込んで島に渡り自給するしかないか?宿が取れてもべらぼうに高いだろうな、高い交通費とキツイ旅行などを覚悟する必要があるなと考えていた。一方、トカラ列島でのキャンプ生活は多分現実的ではないだろうとも考えていた。
ところがテレビを見ていたらトカラ列島だけではなく、中国でも見れることが分かった。早速、ネットで調べて見るとポリネシア、小笠原・硫黄島、トカラ列島、中国を横断してインド西部にかけて見られる事が分かった。そして、上海、杭州、武漢行きの日食ツアーがたくさん開催されていることを発見。
早速、友人に日食を見に行こうと誘ったのだが時すでに遅し、7月の日程はもう決まって休みが取れないとの返事。6月下旬に出勤日、休日日を決めてしまい調整が出来るかは難しいとの事。結局休みは取れなかった。もう少し早く中国で見れることを知ったならと後悔した。
一人旅、グループ旅行、それぞれメリット、デメリットがある。タイへ行くなら間違いなく一人旅の方が気が楽である。言葉、地理も大体分かるので、好きな時に起き、行きたい場所は自分で決め、好きな事をして、好きな時に寝る。一人でご飯を食べる場合は少し寂しいが、気ままで楽チンである。
しかし、今回は反日感情が強い中国です。上海では反日デモが数年前に起きたし、北京オリンピックでは反日感情から日本を敵意を持った応援をしていた。そんな中国人、反日感情に対しすごく不安であった。また、ある雑誌で反日感情が強い重慶旅行のレポートを最近読んだばかりである。ずばり題名は「反日の街で、日本人はどんな扱いをうけるのか」。重慶は日中戦争時に日本軍が空爆を行った過去があり、ワールドカップ予選では日本人サポータにペットボトルが投げ込まれ、一触即発になりかけたりもした。そういう場所である。雑誌の内容は旅館の部屋探しでことごとく宿泊拒否にあう。日本人と分かると中国人の仲間同士で日本人を笑う。(これは私も経験した。詳しくは後ほどの反日についての記述で)。売店でタバコを購入しようとして、目の前のタバコを指差して日本語で「これ下さい」と言ったが「メイヨウ(無い)」と販売拒否にあう。知らぬ者に怒鳴られる(過去の戦争について責めているのか?)。ホテルのレストランではコーヒーのお代わりを頼むとわざと乱暴に注ぎこぼす。食堂では料理に人為的にゴキブリを挟みこまれて出された。タクシーに乗車拒否され運転手に唾を吐きつけられる。風俗店でボッタクリにあう。等厳しい体験をレポートしていた。まあ雑誌だから読者に読ませるために面白ろ可笑しくする為に大げさに書いている部分もあるだろうが自分がこんな目にあったら気分の良いはずはない。
中国は今までに2000年に上海を行ったきりです。その時は反日感情はそれほど感じなかった。4.5年前には香港、シンセン、マカオには行った事があるが、大陸とは文化、政治、人々の性格も全く違うので反日感情は感じなかった。
雑誌のレポートと上海の反日デモの狂気的な破壊行為の映像が脳裏にこびりつき中国国民に対し恐怖を感じていた。こういう状況ではもちろん仲間がいたほうが心強い。しかし友人が休みを取る事が出来ないのだからしょうがない。覚悟を決め一人旅を決行だ! |
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2.日食の概要 |
皆既日食は、太陽・月・地球が一直線上に並んだ時に起きる天文現象。今回の皆既日食は、持続時間が過去最長で、欠け始めから日食の終わりまで2時間以上も続く。しかも今回の規模を超えるものは2132年までないという。中国国内では皆既日食が最長6分間観測でき、皆既帯は上下250キロにわたる。西から東に向かって、西蔵(チベット)南部、四川中部、湖北南部、河南南部、安徽南部、江蘇南部、浙江北部、上海などの地を通過する。通常の皆既日食は短時間で終わってしまう。皆既帯のひとつの地点で観測できる皆既日食はせいぜい2、3分程度だという。このため今回の皆既日食は「世紀の皆既日食」と言われる。
皆既日食中心線は上海市と杭州市のちょうど中間を通過する。ツアーでは日食中心線の海岸沿いの場所を観測ポイントとしていた。地図を見ると金山(チンシャン)あたりだろうか?
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各都市の日食時間(中国は北京時間 日本と北京の時差は-1H) |
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日食の始め |
中心食の始め |
食の最大
(皆既日食) |
中心食の終り |
日食の終り |
日食ツアー(金山) |
8時22分57秒 |
9時35分57秒 |
9時38分55秒 |
9時41分55秒 |
11時1分32秒 |
上海 |
8:23:25 |
9:36:44 |
9:39:16 |
9:41:49 |
11:01:36 |
杭州 |
8:21:26 |
9:34:11 |
9:36:55 |
9:39:40 |
10:59:21 |
嘉興 |
8:22:20 |
9:35:01 |
9:37:59 |
9:40:57 |
11:00:21 |
合肥 |
8:18:39 |
9:30:48 |
9:31:48 |
9:32:49 |
10:52:07 |
武漢 |
8:14:53 |
9:23:56 |
9:26:39 |
9:29:24 |
10:46:15 |
重慶 |
8:07:54 |
9:12:59 |
9:15:08 |
9:17:17 |
10:30:34 |
成都 |
8:07:05 |
9:11:06 |
9:12:47 |
9:14:29 |
10:26:22 |
硫黄島 |
10:01:04 |
11:25:27 |
11:28:04 |
11:30:40 |
12:52:45 |
屋久島(尾之間) |
9:37:06 |
10:56:10 |
継続時間 3:55 |
11:00:05 |
12:22:30 |
トラカ(悪石島) |
9:35 |
10:53:06 |
継続時間 6:25 |
10:59:31 |
12:21 |
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この表をみると太陽は東から上るのだが、日食は西から始まるようだ。また日食中心線から外れると皆既日食継続時間が短くなる。 |
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べストの場所はどこか?ネットで調べたところ中国天文台によれば浙江省安吉の天荒坪ダム、東経119°35′、北緯30°27′、海抜758m、が一番いい観測地ということである。
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3.目的地選択とチケット手配 |
最初からツアーは除外した。成田出発のツアー日程は2泊3日または3泊4日で10万円前半から20万弱の高額である。それに今回は一人である。ツアーは周りが友人、家族同、恋人同士なのに一人で寂しくいるのは嫌なのでツアーはやめて個人旅行に決定した。
世界地図を広げて日食中心線を引いてみた。そしてAB-ROADで検索してみた。日食が見ることが出来て、料金・便数、移動時間の面から行き先は上海、杭州の2都市に決定した。
日食は上海でも杭州でも皆既日食が見ることが出来るのだが、高層ビル、排気ガスなどがきちんと見れるか不安である。
上海、杭州いずれも日食中心線から外れている。どうせならベストの所で観測したいものである。タクシーをチャーターして天荒坪ダムへ行くか、バスで日食中心線にある街に出かけることした。どちらも大都市なのでタクシー、バスの交通機関は確保できることが出来るだろうから。
早速、7/20前後出発で問い合わせをした所、どの代理店も満席だった。そりゃ自分と同じように日食を見に行こうという人も多いだろうし、何しろ7/18、19、20は3連休である。安近短の中国へ旅行を予定する人も多いだろう。 そこで出発日を7/16、17あたりに変更した。滞在日数が長くなれば宿泊費も余分にかかるが、航空運賃は3連休出発に比べ若干安くはなっているのでそれほどの負担はないようだ。 上海、杭州へは直行便、乗り継ぎ便等がたくさん出ているので、出発日、帰国日を航空会社をいろいろ組み合わせて根気強くたくさんの代理店へ問い合わせを行った。ほとんどが満席の回答だったが、奇跡的に出発日7/16で席が取れる回答をいただいた。その回答も16日出発なのに11日、13日の回答である。日本航空の杭州行き66,000円、中国国際航空の北京経由杭州行き45.940円。では日本航空と中国国際航空をどちらを選ぶか?値段は高いが直行便でスケジュールの良いJALか?値段は安いが、乗り継ぎで時間がかかり到着も23時頃になるに中国国際航空か?結局安い方の中国国際航空にした。まあ、JALのサービス、スケジュールが良いのは分かっているが2万円の差には勝てなかった。
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4.旅の準備 |
空席有りの回答が来たのが7/13日、チケットの手配が出来たのが7/14であった。代理店からの回答が満席ばかりなので、日食を見に行くことを半分あきらめていた。そんな理由で荷造、日食観測の準備、現地の情報収集等も全くしていなかった。思いがけずチケットが取れたので大慌てである。また、パタヤガイドブック地図のリニューアル作業をしていて、それがあと1〜2日で完成というところまできていた。出発時間の直前までは大忙しであった。まずは日食グラスの確保である。7月中旬に入ってテレビ各局で盛んに日食観測特集をしていた。それによると可視光線を通さない専用の日食グラスで太陽を観測しないと白内障等危険があることが分かった。早速、近くの眼鏡屋に行ったが無かった。店員によれば私の他にも日食グラスを求めにきた客がいたそうだ。皆考えることは同じか?
成田空港でも探せばあるかも知れないが確実ではないので、近くのショッピングセンターに出かけたが、やはり無かった。しょうがないので危険は分かっているが、サングラスで代用することにした。一番色が濃いものを100円ショップで購入した。まあ、日食直前直後の太陽ならそれほど問題はないだろう。それから思いついたのが車のガラスに張るフィルムである。これは紫外線を除去するから何枚か重ねれば可視光線も除去するだろうと考えホームセンターで購入。時間が無いのでフィルムと厚紙、カッター、ホチキスをカバンに詰め杭州のホテルで製作することにした。
日本で幾ら探しても無かった日食グラス、杭州の本屋で売っていました。12元。でも日食の当日は曇り空で購入した日食グラスは使用できなかった。太陽光が弱すぎて光線がグラスを通さなかった為。サングラスと自作フィルムシートが役に立った。
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車に張るフィルムで日食グラスを工作 |
日食観測指南+グラス セットで12元 |
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5.中国国際航 |
手配できたスケジュールが下記の通りです。
7/16 CA926 成田15:15 → 北京18:10
7/16 CA1708 北京21:00 → 杭州22:55
7/24 CA1703 杭州09:00 → 北京11:05
7/24 CA167 北京13:25 → 成田18:00 |
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出発日前の夜は一睡もせずに徹夜で旅行の用意をした。眠い目をこすり成田へ向かいフライトとなる。いつもこんな感じである。普段から計画的に行動をしなければと反省をする。フライトは時間通りだった。飛行機はやがて水平飛行に移り、キャビンアテンダントも忙しく動き始めた。そろそろ飲み物サービスとご飯の時間である。ビール飲んで、ご飯食べて寝るか!と考えていた。キャビンが飲み物カートを引っ張って乗客にサービスを始めた。しかしカートの上には水、コーラ、オレンジジュースしかなかった。ビールはカートの引き出しにしまってあるのかと思ったが誰一人としてビールを頼む人はいない。他の航空会社のカートの上には普通、ウイスキ、ビール、ワイン等が置いてあるのだがこの飛行機には酒の気配がない。頼む人もいないので初めから積んでいないと判断した。格安航空会社のように経費節約の為に用意していないのか?残念である。
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6.乗り継ぎの北京空港 |
飛行機はやがて北京空港に到着した。乗客のほとんどは中国人だろうか?滑走路に着陸したと同時にたくさんの人がシートベルトは外す音がする。そして隣の人は携帯電話のスイッチをオンにする。おいおい、まだ早いだろう。さらにエプロンに飛行機が近づくと荷物を持って通路に並び降りる体制に入った。そんなにあせっても、出れるようになるまであと5分はかかるのに。中国人てせっかちな人が多いのか?杭州空港に着いた時も同じ光景が見られた。
北京空港はとにかくデカイ空港である。飛行機を降り少し歩くといきなり入国審査場へ到着した。この空港は初めてである。まったく勝手が分からない。とにかくDomestic Transfers の看板通りに進んでいくしかない。バンコク経由チェンマイ行き、プーケット行きのように現地の空港で入国審査をするのかと思っていたら、まずは北京で入国審査をしてそれから国内線へ移動するようだ。入国審査を終了。Domestic Transfers の看板通り進みむと、電車に乗って別のターミナルに移動した。それからトランスファーの看板を目印に国内ターミナルへ移動です。
途中で免税店があったのでウィスキーを買おうと思ったが種類も少なく、自分好きな銘柄も無いし、そんなに安くは無い。まだ途中に大きくお酒をたくさん扱っている免税店が有ると思っていたのだが、結局途中にこれより大きな免税店は無く、ここで買っておけばと後ほど後悔することになるのだ。杭州の街では商店、スーパーではブランド品のウィスキーが全く売っていなかったのである。
しばらく進むと手荷物のターンテーブルを発見。自分が乗った便の荷物が吐き出され乗客が群がっている。そういえば荷物はスルーで杭州まで行くのか成田で確認していなかった。とりあえず近くのトイレで歯磨きをしに行った。歯磨きが済みトイレから出ると。ほとんどの客が自分の荷物を取り終えたようで、自分の荷物だけがターンテーブルを流れていた。危ねえ!確認してよかった。杭州に着いて荷物がなかったら大変なことになっていた。
国内線のカウンターで荷物を預け、セキュリティーチェックを通過し、国内線のターミナルの中へ完全に入る。杭州行き出発までまだ2時間以上ある。ターミナルの中にはいろいろなショップやファストフード、レストランがある。お腹はそんなに減っていないが喉が渇いてきた。売店でミネラルウォーターを買おうかな?レストラン喫茶店でコーヒーでも飲むか?そういえば中国通貨の元を全く持っていないことに今頃になって気がついた。今の内に両替しておくか?と思いターミナル内を探したが無い。ターミナル内の地図を見てが銀行マークが無い。どうやら国内ターミナルは無いようだ。ここにくるまで両替所は見なかったが、国際線ターミナル内のどこかにあったのだろう。とたんに不安になって来た。用意したガイドブックには幸い杭州空港の見取り図が載っていたので両替所があるのが分かっていた。しかし杭州に着くのが23時だから、問題はその時間に両替所がやっているかである。 最悪、文無しでタクシーを拾って何処かのATMまで行ってもらってクレジットカードのキャッシングをするしかないだろう。売店ではクレジット端末が置いてあったので6元(90円)の水を購入した。高!空港だからしょうがないが、この国の物価はそんなに高くないはずだが。おまけに売店のスタッフはつっけんどんな対応。早速、反日の洗礼か?
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飛行機を降り進むと入国審査に |
入国審査を通過後、電車に乗って移動 |
とにかく看板通りに進むしかない。 |
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やがて荷物のターンテーブルへ |
国内線のセキュリティーチェック |
国内線内はたくさんのレストランとショップが |
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7.杭州空港 |
杭州行きの飛行機は30分ぐらい遅れて出発、飲み物は当然ビール無し。食事はハンバガーが配られた。 2時間後、飛行機は杭州空港へ到着した。飛行機はエプロンに着けるのではなく、バスに乗ってターミナルビルへ移動した。飛行場は広いが小さなターミナルビルである。ターンテーブルの前はすぐ出口になっておりタクシードライバーらしき者、家族を迎えに来た人たちがたくさん待ち構えていた。荷物を受け取り出口を出ると、早速運転手が声をかけてきた。市内まで150元だと言う。とにかく今は両替をしなければ。 |
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バスに乗ってターミナルビルへ 帰国の時はエプロンから乗り込んだ |
ターンテーブルを出た所 タクシードライバー、家族を待つ人、たくさんの人がいる。 |
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8.両替 |
タクシー運転手を振り払い、両替所を探す。やはり閉まっていた。幸いATMがあったので2500元分をキャッシングした。結局、街の中にはバンコクにあるような両替所は一軒も見ることは無かった。後にお金が足りなくなったが、銀行のATMでクレジットカードのキャッシングで対応した。VISAのレートは良くないし、金利も良くないのでキャッシングは勿体無く思ったがしょうがない。次回、もし行くことがあれば北京空港内で国内線ターミナルへ入る前に両替しておこう。どうも今回はバンコクの便利で快適な感覚が抜けきらず油断してしまった。ちなみに帰国の際は北京空港で両替を試みた。トランジットの為、北京空港のレストランで時間を潰そうと考え杭州空港では両替をしなかった。残金は227元。ところが両替の手数料が50元かかると言う。バカらしいので免税店で226元のウィスキーを買って帰国した。残金1元3角のみになって綺麗に使いきりました。
種類
紙幣 100元、50元、20元、10元、5元、2元、1元、5角、2角、1角
硬貨 1元、5角、1角
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もうすぐ午前0時 そりゃー閉まっているよな! |
ATMでクレジットカードのキャッシングで対応 |
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9.ガイドブック |
上海/杭州/蘇州のガイドブックを図書館で借り用意しておいた。今後行くかも分からない街のガイドブックを買うのはもったいない。しかもそのガイドブックもメインは上海で杭州に関してのページは12ページだけで地図も大まかなもので実際の観光には使えないものである。両替や空港から市内への行き方、街の移動方法等の案内は全く書かれていないガイドブックである。どの出版社のガイドブックも北京、上海などが中心で杭州について詳細に案内しているガイドブックは発見できなかった。インターネットでも同じく詳細地図があって移動手段や観光基本情報を案内している便利なサイトは発見できなかった。訪れる人が少ないから完璧なガイドブックの需要がないということだろう。
結局、杭州の書店で杭州市内地図を3種類(4元、5元、5元)と広域ドライブマップ(8元)。を購入した。市内地図はバスの運行ルート書き込まれていてとても役に立った。市内地図は街の大通りに所々あるキヨスクのようなところでも購入できる。杭州へ行ったらまずは市内地図の確保をお勧めします。今回は比較の為に3種類の市内地図を購入したが、どの地図も良く出来ていた。
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市販マップ。これがあれば、バスルートも書き込まれていて市内を自由自在に観光出来ます。 |
西湖沿いインフォメーションに無料の簡単な地図が置いてある。市内遊覧バス、観光パンフも有る。 |
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10.空港からホテルへ |
ターンテーブルを出たところで150元」と声をかけてきたタクシー運転手が両替所を探したり、ATMでキャッシングをした後もまとわりついてくる。ガイドブックには街への行き方、空港の位置、タクシー運賃相場など載っていなかったので、高いのか安いのか判断できない。でも直感的に高いと感じた。まだターミナルの外へも出ていないし外にタクシー乗り場があるかと思い断った。すると運転手は「120元」と値段を下げてきた。やはり150元は吹っかけてた運賃だったのだ。ターミナルを出て建物沿いに歩いていくとタクシー乗り場が有った。メータータクシーのようであったのでそれに乗った。言葉が通じないのでホテルの地図を運転手に見せた。運転手はこちらが外国人だと分かっているのにいろいろと中国語で話しかけてくる。何を言っているのか全く分からなかった。ホテルまでは高速道路を利用して30分ぐらいで到着した。運賃は106元。細かい紙幣が無かったので200元を出した。おつりが無かったのか?面倒だったのか?100元だけ受け取り6元はまけてくれた。
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11.ホテル |
宏麗賓館 (MAP-E-B1) |
ホテルは3泊だけネット予約をしておいた。AGODA、ホテルトラベル等で検索した結果、AGODAでHongli Hotel(宏麗賓館)というホテルに決めた。選択理由は宿泊費が他のホテルに比べて安いからである。写真でホテルの様子を見たがそこそこ綺麗な感じがしたからである。それと必須としてワイヤレスかケーブルのどちらかでインターネットが無料で接続できることを条件にした。結果、安くてインターネットが出来る条件でこのホテルに決めたのである。他のホテルに比べて安いのはやはりホテルのランクが低いということもあるだろうが、一番の理由は街の中心部から離れているとからであろう。
このホテルは一応三ツ星クラスで、ホテルもそれを誇るようにロビーに三ツ星をアピールするポスターが張ってあった。
部屋は20平米ぐらいだろうか?他に書斎ディスク、セーフティーボックス、バスタブ、ミニバー、冷蔵庫の設備があった。
残念ながら20インチぐらいのテレビも置いてあったがNHKは見ることが出来なかった。室内は清掃が行き届き快適に過ごせた。
3泊でトータル料金はUSD 102.09$ であった。バンコクにはこのホテルより広く、豪華で、安く、快適なホテルがあるが、杭州市内の他のホテルに比べればコストパフォーマンスは良い方だろう。
ホテルのモーニングメニュー
ネット予約時では無料朝食は無かったのだが、食事券を毎日くれた。
でもなー。ちょっとしょぼかった。
バイキング形式で内容は粥、ヤキソバ、春巻き、具が入っていない饅頭、野菜を中心とした惣菜等である。飲み物はホットオレンジ?とホット豆乳?しかなかった。
コーヒー、パン、ウインナー、ベーコン、ハムなどの洋食メニューは一切無かった。
宿泊客は100%中国人だからか?外人は見かけなかったなー。
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博凱賓館 (MAP街中心部) |
4泊目、7/19以降のは予約を取っていなかった。日食をどこの街で見るかまだ決めかねていたからだ。とりあえず宏麗賓館に泊まるかどうかだ?
フロントに部屋の有無と料金を聞いた。部屋は空いていたが宿泊料は248元である。やはりネット予約した料金の方が若干安い。このホテルはバスを使わないと西湖、市の中心部へ行けないので不便である。そこで思い切って市の中心部へ移動することにした。
実は前日に市内を歩き周っていたときによさそうなホテルを発見していたのだ。建物もそこそこ綺麗で明るい感じがした。料金は一泊224元である。朝ご飯は無し(と思っていたが、先ほどWEBページを見ていたら朝食含むと書いてあった。5泊したが1度も利用しなかった。うー、もったいない)。 インターネット回線があることも確認していた。それが博凱賓館である。とりあえずまだ日食をどこの街で見るか、あるいはもっといいホテルが見つかるかもしれないので3泊することにした。
部屋は狭いが清潔で落ち着いた感じである。結局このホテルから移動するのが面倒になりさらに2泊延長した。
部屋は15平米ぐらい?他に書斎ディスク、インターネットが無料のディスクトップパソコンの設備があった。
残念ながら20インチぐらいのテレビも置いてあったがNHKは見ることが出来なかった。セーフティーボックスと冷蔵庫は無かった。室内は清掃が行き届き快適に過ごせた。
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